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☆ 鳴雷山(1093.5m) ☆
〜塩尻市〜
"角蔵山"諦め編 2007.01.14 メンバー:JJ

今日はホント大変な日だった・・・。近場に行こうと思い角蔵山に向かった。 家を出て堀金に向かう。西山に向かっていき山口家の手前、アカマツと宝篋印塔があるところを左折して林道に向かった。 が・・・、100m程進んだ左カーブを曲がったとたん、坂道全体が有り得ない"氷"状態になっていたのだ。 カーブ直後だった為、勢いをつけて上るなどの心構えも無いまま、20m先の右カーブ手前で車のタイヤが空回りしはじめ・・・。 止まった・・・。次の瞬間、車が下に滑り始めた!!  ブレーキを踏んでも止まらず、道に対して60度位の横向きで道を塞ぐ状態で止まったのであった。 道の両側は運悪くコンクリートの壁になっていて、後ろ15cm・前40cm位の隙間しかない。 ハンドルをきってアクセルを踏んでも滑って動かず、逆に車体が下に滑ったりする。 ひとまず車から降りて一服しながら考える。車に十字レンチがある。それで氷を割ろう。 FF車な為、前輪タイヤが進む方向の氷を砕く。・・・砕くこと30分。車を動かしてみるが、滑って全く意味が無かった。 ん〜。あっ、リュックにバーナーが!。枯れ枝を捜し、バーナーで枝を燃やす。火で氷を溶かすのだ! ・・・。つ、点かない・・・。 湿気っていて全く火が点かなかった。色々試し1時間を過ぎていた。 気を落ち着かせて、一服して考える。そう言えば車に、ガラスの霜取りスプレーがあったはず。 あれなら氷を溶かすかも。早速、前輪の下と進む方向をスプレーする。お〜〜〜っ!溶けるぞ〜。 氷を砕きながらスプレーしていく。両タイヤの前をタイヤの幅で1m位溶かす事ができた。 ハンドルを一杯にきって車を動かす事に。とにかく車が真っ直ぐになってくれれば・・・。 壁に当たるか心配しながら、ゆっくり動かすと見事車体が動いた。少し斜めのままでスリップして止まった。 これなら何とかなりそうだ。今度はバックで車体を真っ直ぐにする為、氷を十字レンチで砕く。 ゆっくりゆっくり動かし、何とか脱出成功。結局1時間半も格闘してしまった。 レンチで氷を割り続けた為、手がかなり痛い。 流石に、またこの氷の道を進む気にもなれず違う山に行く事に。既に時間は8時。大分出遅れてしまったのであった。


登山口(塩尻床尾神社先)  ⇒  Y字の分岐  ⇒  倒木が道を塞ぐ

さて、手がプルプルしたまま塩尻に向かった。格闘が疲れたので、簡単に登れそうな"鳴雷山"に行く事にした。 国道19号に出て木曽方面に進み「中仙道一里塚」信号を左折、少し行った交差点を右へ曲がり進む。 床尾神社に車を止め5分位歩くと登山道入り口があった。 登山道入り口の標識よりも目立つ標識がある。"クマ注意"色々注意書きが書いてあった。 ナタを腰に付け登山開始である。時間は8時45分。 雪道を進むこと5分。Y字の分岐に出くわす。左は山頂へ、右は大門先経由とある。 人の足跡が左に進んでいた。迷わず左へ向かう。道を塞ぐ倒木を避けながらどんどん進んでいった。 簡単な登山道で順調に進む。


殺風景な杉林を行く  ⇒  陽射しが差してきた  ⇒  尾根に到着(山頂まで10分標識)

足跡を辿りながら殺風景な杉林の中をひたすら蛇行しながら登って行く。 景色も無く日も当たらず、かなり寂しい所だ。登りもきつくない為、あっという間に尾根付近まで来てしまった。 日も当たり始め尾根に到着。頂上まで10分の標識があった。一服だけして、山頂をめざす。


お地蔵様が・・・ ここから少し坂になる  ⇒  鳥居があって・・・(違うルートから)  ⇒  山頂の鳴雷神社に到着

道の脇にお地蔵さんを発見。とりあえず手を合わせ進みだす。ここから少し坂道になるが、どぉって事なく山頂に到着。 時間は9時25分。45分で到着。結構広いところだ。まず気になったのが鳥居である。ホントはこの鳥居のある登山道から来るはずだったが、 足跡通りに来たら違う道になっていたらしい。鳥居には鳴雷神社と書いてあった。 鳥居を潜り神社に向かうと、神社の裏から人影が・・・。 とりあえず挨拶してみる。”こんにちは〜”、” ・・・ ”返事がないまま近づいてきた。 ドキドキ、近づいてきて”シ〜ッ、今イノシシ狩やってるから”肩には猟銃が。 そのまま去っていった。気を取り直し写真撮影。 今日はラーメンを食べようを意気込んで来たのだが、なんかイノシシ狩してるとなると落ち着いて食っていられない。 撃たれたらたまったもんじゃない。 結局山頂に居たのは5分位。下山する事にした。 帰りはジグザグ道をショートカットしまくって15分で登山口へ。 なんかイマイチな一日になってしまった。 それより、今後霜取りスプレーを車に常時積む事は間違いないだろう。


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